ワークライフバランスとは
ワークライフバランスというワードを聞いたことありますか?
ワークライフバランスとは、私生活が充実しているから仕事がうまくいく、仕事がうまくいくから私生活が充実する、という風に、仕事と私生活の相乗効果を目指す取り組みです。
今の日本では、私生活を犠牲にして仕事をこなす人も多いと思います。日本の質の良いサービスや、高い技術力は評価に値しますが、一方で質の良いサービスを提供するために、サービス残業や休日出勤、夜勤などが発生することもあるのです。誰かの犠牲によって、質の高いサービスが成立していることは問題と言えます。
国や企業の発展のため、個人が犠牲になるというのはおかしな話です。人間一人一人に異なった価値観があり、仕事と家庭、勉強や趣味をどの割合で共存させていくかは個人によって違います。今の日本のワークタイムは、これら異なった価値観を仕事が第一だと決めつけ、否が応にも働かなくてはならない環境を作り出しています。
これはIT業界だけでなく、どの業界にも同じように関わっている問題です。今はこれで国の生産量は保たれているかもしれませんが、少子化による労働人口の減少に伴い、どんどん生産量は落ちていきます。そのときに負担がかかるのは、やはり個人です。
しかし個人の努力にも限界がありますから、問題は生産効率を上げることにあると思います。そのため、時間に制約性を求めたり、IT業界であればネットワークがあれば働く環境は関係ないことが多いので、在宅勤務を増やすなどするといった対策が考えられます。
そうすることによりワークライフバランスも整い、生産効率も上がって、国としても個人としてもいい結果が出るのではないかと思います。
また、エンジニア35年説などという言葉がありますが、これまでエンジニアとして活躍してきた経験豊富な方に対しても充実したワークライフバランスを整えていく必要があると感じています。
企業を定年後にフリーランスを目指す方法など、より多くの人に情報を共有しておくことで、いくつになってもワークライフバランスの充実を図れると言えるのです。